町民の意見を反映させる行政改革 2005年3月5日設立

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◆ コラム ◆

   ◆印刷物の発注見なおし

8月10日、新たな行政改革大綱が穴水町内全所帯に配布されました。

これまでに行政改革推進懇話会や応援する会は、町側に対して行政改革について町民への説明会を行うよう要望してきましたが、町は大綱を印刷して配布する事によって住民への説明を行ったことにしようとしています。

しかし、印刷物の配布だけ行ったのでは町側からの一方的なお知らせという形になり、住民からは疑問点や細かい部分の質問ができず、具体的な内容がわからないままになってしまいます。応援する会は、今後とも町執行部へ地区説明会などを行うよう要望していきます。

さて、今回、町から配布された行政改革大綱には、「印刷物の発注見なおし」という項目があります。これは行政改革懇話会の会議において、穴水町の広報印刷代金が旧能都町(人口、世帯数がほぼ同じ)の広報印刷代金と比べて高すぎるということが指摘され大きな問題になったことから来ています。能都町広報が1部当たり約20円で印刷されるのに対して穴水町広報が1部当たり100円以上も支払っているという事で、大綱に「印刷物の発注見なおし」が盛り込まれたものです。

8月10日に町内全家庭に配布された新大綱の印刷代金は見なおされたのか?

9日に行われた行革推進室と応援する会の懇談会での答えは「NO」でした。発注の見なおしは、されていません。

新大綱の冊子は、穴水町内の印刷所で約4,000部を20万円で印刷されましたが、町は他の業者の見積りを取っていません。応援する会事務局がこれを他の印刷所で同程度の印刷内容の見積りを行ったところ、8〜10万円という数字が返ってきました。

行政改革を率先して行う立場の推進室は、一体どのような考えで今回の印刷物の発注を行ったのか理解に苦しみます。これでは穴水町の行政改革に取り組む姿勢自体を疑ってしまいます。

9月には各課から提出された数字や実施期間、達成目標など具体的な内容が盛り込まれた行政改革の実施計画が発表されます。町民の目は、それが曖昧な計画であったり文字だけの内容なのか、実施されているかどうかを厳しく見つめています。

今後、町の取り組みが町民に納得のいく形でおこなわれるよう、真摯な姿勢で行革に取り組んでもらうためにも、敢えて今回の行政改革推進室が行った印刷物の発注内容をコラムとして書きとどめておきます。

2005/08/10


 


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