町民の意見を反映させる行政改革 2005年3月5日設立

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◆第4回『穴水町行政改革を応援する会』ダイジェスト◆

第4 回「 A G O 」会 議 協 議 内 容

 
   

期 日

平成17年4月19日

会 場

来夢来人

出席者

9名:会員34名中
(賛助会員の委任を含む)

【 協 議 内 容 】

1.

報告書

(1)

第3回行政改革懇話会の報告といくつかの問題について
懇話会でどのように発言・提言をしていったかの報告があり、それとの関連でいくつかの問題点などが協議されました。それをまとめたかたちで、以下に記します。

職員の意識改革や研修制度にかかわることについては、AGO会議で提案されたことなどをもとに提言した。
旅費等の見直しにかかわって、町長の出張が多いことと、その旅費はどうなっているのかについて、いくつかの疑問・問題点が指摘された。
町長の役職のすべてと出張の実績、出張費の明細を情報公開条例に基づき提出するように求める。(役職については資料が提出されました。)
計画的な職員数の削減にかんしては、人材の確保ということを重視して、AGO会議での提案などをもとに、強く主張した。また、文字通り適材適所の人事異動が必要であり、職員を1〜2年程度で配置替えするというのでは力を発揮できない。
総合病院の経営にかかわって、黒字経営のための経費節減の方法はある。病院の機材等では節約の可能性は大きい。病院は一つの企業であるから、病院経営の責任者が必要である。一課長が異動で行っても十分に対応できないのではないか。
職員費の抑制にかかわって、一般職の減給をメインにすべきではなく、特別職の報酬の削減を大幅に行う必要がある。(4/19の審議会で10%削減を決定)
情報格差是正の問題についても強く主張してきた。

(2)

その他、いくつかの議論について
オンブズマン制度の導入は可能かどうかの議論も。
おかしなことが当たり前のこととして通用してきたことには、住民が町政に目を向けてこなかったことも大きい。
議員の活動が重要である。議員がその職責を充分認識していない。考え違いをしている。
行革の数値目標を明確に出してもらわないと、行革の先が見えてこない。
行革懇話会の協議が行革大綱づくりで終わるのではなく、行革実施計画案作りにもかかわっていけるように強く要求していく。
(3)  行革懇話会メンバーと町議会議員との話し合いは4月20日(水)に開催。
(4) 行革は痛みばかりを求めるのではなく、積極的な営業努力も必要である。
能登空港に関する諸施設の誘致に努力すべき。

行政改革に対する提案等

(1)

協議内容  『持続可能な財政基盤の確立』に関して

適正規模の公共投資と重点化

公共事業コストの削減

補助金、奨励制度の見直し

町税等の歳入確保と負担の適正化

財産の有効活用

予算編成の見直し


『公の施設管理の効率化と経営改善』  【この項については、次回】 

管理運営業務の民間委託の推進
特別会計、事業会計の経営改善
施設の再編整備

『議会について』
議員報酬
議員定数
議員倫理規定
合併の見直し

(2)

具体的な協議内容から

『持続可能の財政基盤の確立』

適正規模の公共投資と重点化について
@.将来的展望のある「まちづくり事業」の実施
◆ 【田舎暮らし】のアイディア 
◇ 別荘地、空き家の利用
◇ 病院、老人施設、墓地公園の造成(能登空港周辺)退職した人たち、
   年金生活者等を能登にひきつける長期的ビジョンに基づいた計画を。
A.海と山を活用したリゾート地づくり
◆ 山菜採りやハイキングを兼ねた遊歩道の整備(穴水の材料を使ったベンチ等)
◆ ボート、ヨット、シーカヤックなど水遊びができる親水空間の整備
◇ 中居地区は貴重な財産。河川整備、町並み整備で資源となる。   
B.合宿村の考え
◆ 穴水町の施設・設備には中途半端なものが多い。長期的な見通しの中で、いろいろなニーズに対応できるように整備し、若者も受け入れられる町にしていけばどうか。
C.町商店街の再構築を
◆ 文化施設を商店街付近に作ることはできないか。
D.建設費用が割高な町営住宅の見直し
◆ 一般競争入札になっているのか
◆ 木造建築が安くあがるし、維持管理もよいにもかかわらず、鉄筋建築で行った駅裏の住宅は理解できない。
E.穴水には「みやげ」物産がない。
◆ つくる努力が足りないと言える。
Z.パブリックコメント制度の導入を
◆ 前回も提案されている。
[.空港からワイン工場への道路は、発注準備されているとの事であるが、どの程度意味があるのか?

公共事業コストの削減について
@.役場の専門職レベルが低いと指摘されている
◆ 人事異動で、技術職・専門職を別系統に異動するのはおかしい。これでは、技術的、専門的な知識その他が必要なときに、その力を生かすことができないし、専門的なところでの知識がないために、事業コストを下げる努力ができないことになる。
◆ 適材適所の配置により、事業コストの削減を図ることができる。
◆ ひとつの計画に携わっている人材をいっせいに配置替えするというようなこともあり、結局、行政の停滞を招いている。
◆ 業者(コンサルタント)のいいなりになるのではなく、勉強し、レベルアップを図るように努力すべきである。
A.広報「あなみず」のコストは他町に比べてはるかに高くついている。
旧能都町が1部20円に対して穴水は1部100円以上
◆ 職員の努力とレベルアップ(版下の作成など)と業者の努力(効率化)によって改善できる。
◆ 町外からの競争入札の導入が必要になる。

補助金、奨励制度の見通しについて
@.これまでの実績を把握すること。
A.穴水高校の制服支給は意味があるのか。
◆ 制服支給を条件に穴水高校を志望してくる生徒は皆無である。特徴のある高校は、別の努力によるものである。この制服支給を発展的に考え直し、例えば、英検、簿記等資格取得奨励金などの支給という方向もあるのではないか。
B.「かき祭り」「町祭」への補助金の見直しも行う。

町民税の歳入確保と負担の適正化について
@.ごみ収集の有料化
◆ ごみ処理場の能力の限界もあるし、余分なゴミを出さないという考えのものと一般家庭ゴミの有料化を考えなければならないのではないか。現実に、事業者などでは一定数を超えたごみを出す場合は有料になっている。
A.評価もれ家屋の調査
B.収納、徴収及び滞納整理業務の一元化と強化

財産の有効活用について

予算編成の見直しについて
@.財政健全化への目標設定と達成状況の公開

 

『議会について』の一部

議員定数その他について
@.他市町の議員定数をみるとき、人口1,100人から1,300人程度に1名という
定数になっている。穴水町の人口を考えるとき、現行の16名から10名に減らすことが
適切であると考えられる。
A.議員は、その職責を十分に認識し、町民から委託された代表として、また、地方自治法にのっとり、議員活動を真撃に行うべきである。
B.議員倫理規定に関しては厳しく制定すべきである。
C.議会も「行革推進体制」の中で、「行革推進懇話会」と同様、意見・提言・協議の責任がある。議会の責任として、行革案を提出してほしい。

以上

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