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 ◆資料 その2 町の魅力づくり・まちづくり案 《基本コンセプト》「町の魅力を作る・活かす・発信する」を具体化する
  まちづくりに重要なことの一つは、街中に人が集まりコミュニティを形成することですが、コミュニティの充実を図る具体的な方法が必要です。街中に魅力がなければ人は来ません。街中に人が来たくなる『魅力を作り発信し続けること』が重要です。1:今ある魅力の再発見→2:新たな魅力作り→3:魅力を活かす→4:魅力を発信する→5:魅力を繋げていく
 
 魅力づくりのソフト事業を行う (生産性のあるものと文化的なもの)
 1:今ある魅力を再発見
 まちづくりフィールド調査→まちづくりの全体を掌握する→まちづくり全体協議会→官民すべて→既に活動している個人 団体+新たに活動する個人 団体
 ◎見せる魅力 ビューポイントの可能性 充実させる
 ◎魅力を再生 歴史的ポイント
 2:魅力を作る
 既存の魅力を再生することと新たな魅力作り
 ◎町民の力を育てて、魅力作りに町民参加を
 「1集落・町内会で1特産品を作る」「穴水町特産品コンクール」などを行う
 ◎穴水町独自の食品やお土産品を生み出す
 ※第一回穴水町特産品コンクール(実行済み)
 3:魅力を活かす
 新たな魅力を発表する
 1)街中ギャラリー(可動式ショーウィンドー)の展開
 ◎可動式ショーウィンドーの設置
 ◎街中協力店(町家、社寺を含む)の参加
 2)1で行った穴水町(コンクール等の)特産品の販売・展示
 4:魅力を発信する
 年間を通して活動できるもの。定期的に開催し話題を提供するもの
 5:魅力を繋げていく
 商品の販路開拓・販促方法の確立
 継続して行うことで町の文化になるもの
 時間軸の形成・・・長期間の文化交流によって培っていくもの
 空間、地域の広がりを持つもの
 
 ・その他
 穴水湾河川運河の魅力を活かす事業として
 ◎	例えばカヌー事業を行うのであれば
 小中学生(農林水産業体験の一環)カヌー体験の拠点を作る
 安全で安心して体験できる全国一のカヌー教室を目指す
 そのための人づくりを行う→将来ビジョンをもって内容を充実させていくこと
 など、
 立地条件や環境の魅力を活かすのであれば、全国に通用する内容にして欲しい
 穴水町の従来の街づくりは、中途半端であるという意見が多い
 
 ◆資料 その3 暮しやすい ちいさな町 暮しやすい ちいさな町を 打ち出す ・穴水町の現実と将来の姿を見据えて、人口1万未満の町の中心市街地:町の規模に見合った将来像を考える・人口1万人未満の町 全体の考え方を構築して進めて欲しい
 1.考え方居住空間として持続可能、将来人口、生活形態の変化へ対応できる多様性のある柔軟な町
 ・将来予測・・・人口減(10年後20年後の穴水町中心部の人口は微減、周辺部は激減)
 ・	人口の年齢形態・・・より高齢化が進む
 こうしたことを前提としたまちづくりを
 交通量に見合った道路、危険箇所は改善
 ×車社会優先、道路が広ければ良いという考えを変える。
 通り抜けされやすい町にしないこと→町へ人を引き込む魅力を作る
 教育環境、医療環境、福祉環境の重視・・・これらが悪いと更に人口減となる
 
 2.市街地の役割(町全域の考え方)
 市街地と周辺部集落を繋げて、町全域を結び付ける考え方が必要。
 1.の人口減(10年後20年後の穴水町中心部の人口は微減、周辺部は激減)、高齢化、過疎限界集落の増加を見越して教育、医療、福祉環境を整備し、特に子供と老人が安全に安心して過ごせる空間にすること。
 中心市街地の役割としては、街中に暮らす人の生活圏であることと、一方で周辺部の人々の不便さの受け入れと解消。それには周辺部の人が集まってくる魅力が必要。特に車を運転しない人の受け入れを整えること。これ以上生活全般の格差を広げない環境整備を行うこと。
 3.中心市街地デザイン「暮らしやすい町」「メッセージのある町」、「考え方の見える町」というようなデザインをする
 老人子供の暮らしやすい町
 歩いていける範囲で生活必需品のそろう町
 多様な機能、人の集まる施設などが混在し、雑多な文化がうまれやすい町
 将来の人口減、老齢化に対応できる町
 
 4.町独自の特徴づくり(独自性のある町づくり)
 歴史的、地理的、文化的特性の主張(河川、運河の張り巡らせた市街地など)
 コミュニティの再生と創出
 無理に商店街を作るのではなく、緑を増やして杜(もり)の中に商店と町家が共存していても良いのではないか。企業誘致は少人数の事業所を幾つか来てもらう方法もある。
 
 ◆資料 その4 コンパクトシティ(としての)穴水町 コンパクトシティ(としての)穴水町 復興、再生のメッセージの1案として「安全・安心」を具体化する「暮らしやすい町」という「メッセージのある町」、「考え方の見える町」
 
 1.老人子供のためのバリアフリーの整備された商店街
 (生活弱者、交通弱者が安全に安心して歩けて買い物ができるよう歩道、手すり、ワンタッチ式自動ドアなどがある)
 
 2.中心市街地と郊外、周辺地区住民の連携のある街づくり
 (医療・福祉環境、教育環境の整備と、コミュニティバスなどで移動しやすく町単体で最低限整備されている)
 →こうしたことが、他の町や郊外店への人口移動流出を抑制する要素になる
 →逆に、こうしたことが出来なければ人口流出が進む
 
 3.河川、運河の「水文化のある町」、歴史と文化のある水辺空間を利用した町
 ・・・穏やかな内海、海岸線、運河、カフェローエルなど川辺に町の灯り、水辺の遊歩道など質の充実
 ◎ビューポイントの充実 街中文化がある ←人の入りこみ誘導
 
 4.災害対策の構築。過去の水害、河川氾濫の経験を生かす
 海抜0エリアなど海岸線の災害対策など、町全体での対策と、集落・町内会の災害訓練が重要
 
 5.重要な要素として
 
 @市街化区域の確立・・・駅前ライン、役場と病院のラインの街中エリア内に人を引き込む
 →中心部更地への転入促進(「住居・商店・人」を街中に呼び戻す機会にする)
 A職住混在(接近)の維持
 B市街地の回遊性と街中へ人を引き込む魅力作り
 Cコミュニティの再生、創出
 D公共施設、人の集まる施設を街中で充実させる
 →児童館、老人センター、公民館、図書館は複合施設でも良く、人が集まりやすくする
 E川沿い、緑と運河の川が持っている環境緩和機能の重視有効利用・・・潤い、憩い
 →街中に緑が少ない→森の中に職住が共存していても良い
 F運河、河川水は火災時に有効
 G穏やかな海岸線、養殖できる海の特性を更に活用する
 H歴史、文化、物語のある建物、場所を尊重する
 I時間によって変化するもの、長期間で培われるものを重視する
 
 マイナス要素
 ×バイパス、町を通り抜ける道路を必要以上に良くしない(危険箇所は改善する)
 ×町並み景観を過度に統一し過ぎない、重視しすぎない(景観保全とビューポイントは必要)
 
 
 
 ◆資料 その5 街中ギャラリー ◆街中ギャラリー(可動式ショーウィンドー)案 具体的なイメージ◆可動式ショーウィンドーを製作し、15〜20箇所の店舗・町家に設置協力してもらう
 ◎資金
 復興補助金や、地域づくり総合支援事業など
 概算(案)15店舗×10万円=150万円
 商店など協力者は平日の日中に店先に可動式ショーウィンドーを出す
 可動式なので夜間は店舗や家屋内へ収納してよい。
 
 イメージデザインとして、キリコ型ショーウィンドーなど
 
 (説明イラストが必要@可動式ショーウィンドーA街中マップ添付)
 ※可動式ショーウィンドーのデザインは店舗家屋の設置場所に応じて数タイプの中から好みのデザインや大きさを選び、家主が店舗自宅家屋にマッチしたアレンジを加えることができるものとする(デザインは、ある程度の統一性をもたせる)
 ◆可動式ショーウィンドー・街中ギャラリー・運営方法(案)@「街中展示会」
 街中商店、民家、社寺の参加協力によって定期的にテーマ展示を行う
 例)テーマ「茶」
 参加者が家の中に眠っているテーマ(茶)に即した宝ものを展示する
 (宝ものは、必ずしも高価なものである必要はない)
 鋳物の茶釜、なつめ、抹茶、煎茶、紅茶等の茶器の展示、中居の茶などの展示
 茶に関するお楽しみ展示・・・「ペットボトルの茶の味比べ」などでも楽しむ
 A書画の展示会・・・個展・グループ展の開催
 参加協力店の可動式ショーウィンドーで展示
 ほか、子供絵画展、いけばな展示(期間と時期を考慮する)など行う
 ※街中展示マップを作成しウォークラリーのようにして展示品を見て歩く
 ※誰でもが参加できて楽しめるような要素を盛り込み街中の回遊を楽しむ
 ※街中の人々の参加協力が絶対に必要!→※参加者のコンセンサスを得ること
 ※住民の合意を得て、こうした協力を行うことによってコミュニティを充実させていく
 B他のイベントとの併設
 長谷部祭りなどの特別展示も可能・・・長家関連品の展示など
 カフェローエル等との併設で夜間に明かりを点した展示を行う
 文化祭の一環として、街中展示を行う
 C午後7時以降または休日の街中の見どころづくり
 休日、夜間のシャッター商店街の解消の一役を担える
 ※休日でも街中を歩く目的ができる
 Dイベント展示会以外のとき
 商店は通常の営業活動として休日夜間のショーウィンドーに利用できる
 社寺は季節の展示コーナーとして自由に利用する 一般家庭では季節の草花の展示など
 
 主旨・目的は「街中文化を育てて楽しむ」
 この案は、「町はみんなのもの」、「みんなが楽しめる町」、「一年中、企画展が可能」として、一部の人だけにメリットがある催しではなく、多くの町民が参加でき、子供から老人までが楽しめるものを行える。年間を通じて定期的に行うことによって街中文化を育成できる。
 
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