◆ 穴水町ケーブルテレビ事業 ◆ 特集その3:費用について考える |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ |
穴水町ケーブルテレビ事業の費用について T:それで?いくら払えばテレビが見られる? ◎民設の場合も公設の場合も町の補助とキャンペーンのある場合
表は提言書から抜粋。以下、グレーの表には、まとめた内容を書きます。 どちらも案です。運営時には運営委員会のような会議で決定すると思います。多くの家にはテレビが複数台あるでしょうから、宅内工事は各家庭のテレビ台数によって判断することになります。懇話会委員からは「公設、民設、どちらが行っても町は補助をして欲しい」という要望がありました。個人が加入しやすい価格でないと加入率が上がらず、ケーブルテレビ事業自体が成立しないことになります。
1台のテレビだけならば民設のほうが2万円程度〜ですが、結局どちらも実質4万円〜5万円〜という感じです。家庭の配線や機器の状態によって工事費は変わりそうです。 しかし、これだけではテレビは見られません。ケーブルテレビを見るには、ケーブルテレビ利用料が必要になります。また、これまでのNHK受信料は必要です(BSを見る場合は年間25,000円のNHKのBS受信料が必要です)。
(☆)NHK受信料要、BS受信料不要 ※印の注釈は提言書の内容を参照してください。また、実際の運営時には「高齢低所得世帯の減額制度」等の配慮は民設でも公設でも要望したいものです。 他の自治体や民間会社は1000円程度のコースがあります。公設公営にも、選択できる1000円コースが欲しいのですが、そうした機能を設置すると町の施設代金が更に必要になるようです。 町民の本心としては、他の町と同じくらいの代金で、今のままのテレビをそのまま見られてBSの受信料も払わないで良いコースが欲しいですね。 ちなみに、ケーブルテレビに加入しない場合は今までのテレビに地デジチューナーを買って取り付けるか、地デジテレビを購入して見ます。ただし、アンテナ等は今のままで良いか買い換えるかは家庭ごとに確認が必要です。 U:インターネットの料金
民設民営のインターネット料金は2940円から、15Mbで5460円。 V:穴水町は、いくら必要?
公設民営の場合も初期投資の総事業費約12億円(一般財源ベース公債費累計町負担約 4.3億円)。(※注)個人加入金、引き込み工事費について半額補助を検討というのは公設民営の場合も町民の希望があれば可能になると思います。 公設民営に関しては情報の公開が認められていません。町民全ての家庭を対象とした事業ですから、是非公開して欲しいものです。 W:公共で行うこと・民間人が行うこと この図を見て何かを連想しませんか? 通信ケーブルは道路に例えられることがあります。光FTTHは相互通行のできる100km走行の高速道路・・・公設は僻地の一軒家の玄関にまで穴水町が高速道路を取り付けることになります。車の無い老人家庭にまでです。別の例えでは、上下水道のラインを穴水町が整備する図にも見えます。上下水道の黄色い線は、家の引き込み分まで町が費用を出すということになります。アンテナ受信の家庭は合併浄化槽を自費で取り付けた感じでしょうか。(町の補助ありのケースが多い)道路や下水道などの公共事業のあり方に無理があったというのは周知のことです。 ケーブルテレビ事業は全世帯を対象にした情報格差の解消という事業です。町が補助を出し、加入した受益世帯が引き込み代金の負担とケーブルテレビ利用代金を負担します。しかし、民間のインターネット最大50.5Mbのサービスがあるのに、公設は最大100Mbの利用者(町民の一部)の為に穴水町が民設との差額、約3.7億円の初期投資を行うということになります。 ケーブルテレビ事業の目的は「町内の情報格差の是正」です。穴水町は町内の著しい格差を解消できる事業を行えば良いはずです。 X:費用対効果 「費用対効果」という言葉があります。投資した費用に対して効果はどれだけか?という話です。 人口が減り老齢化する穴水町。お年寄りの一人暮らしの人が公設のケーブルテレビを見る契約をした場合、将来において絶対にインターネットを利用しないといえる家庭にまで公設FTTHの線を引き込みます。今のところ穴水町には各家庭の光FTTH回線を利用する予定の事業はありません。宅内告知器は、インターネット回線を使う方法もありますが、ケーブルテレビのラインを使い安価なFM告知機器(1台1万5000円〜)でも充分です。
●この事業では、ケーブルテレビ放送と、インターネット事業の2つの営業が行われます。 ● 公設の場合の重大な欠点は、インターネットを利用しない世帯までが、FTTH回線の施設料を負担するということと、穴水町の自主放送を充実させるためには、新たな設備投資や番組制作費用が必要になることです。 公設事業費は4億円。それだけ町が投資する必要はあるでしょうか?投資するにしても最小限にとどめるべきものではないですか? どれだけ素晴らしい施設を備えても、有効に使わなければ無用の長物です。 20061110 文責:新谷 ※注釈の詳細内容は提言書のページで確認してください。 【用語の説明】 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Copyright(C)2005-2006 All rights reserved.